| 曲名 | E.エルガー 愛の挨拶 |
| 感想 |
この曲は1888年、エルガーが31才のとき、妻アリス(ピアノの生徒で8才年上だったそうな)に婚約の挨拶として贈った曲である、というのを本番のコンサートマスター智志慧氏のお話で知りました。なんとロマンチックな逸話でしょう。T-Strings版を編曲したちぇりすとK・Mはこれを「幸せなご婦人のまどろみの中での過去の回想」というイメージで弾け!と言い、これはこれでステキですが、本当のお話もなんともくすぐったく、幸せいっぱいという感じです。 追記−智志慧氏曰くヴァイオリンの生徒だったそうです。すみません。そのとき何と言ったのか忘れたのでいろいろ調べたところ、グレートコンポーザーという雑誌によればピアノの生徒、ということで。しかしさらにいろいろ調べると、結婚の翌年に生まれた娘に献呈したと書いてあるものもあり、そうなると「結婚−出産−幸せな生活−まどろみ」という編曲者の言い分もあながち間違いではなかったのか、と思ったり。うーん何が一体本当なのでしょうか(謎)チェロの愛奏曲として知られています。ベルリン弦楽ゾリステンのCDで弦楽合奏で演奏されているのを初めて聴いたとき、「なんちゅうこってりもっちゃりもったいつけた演奏!もっとあっさり可愛く弾いて!」と思ったのですが、何度か聴いているうちにこのもったいつけた、いかにも「あんさんのこと、ほんまに愛してるねんってばん!」的演奏がいつのまにか私の中でこの曲のデフォルトとなっていたのでした。 ちぇりすとK・M氏の編曲は各パートが次々と旋律を受け渡しながら弾いていく、というものなんですが、この受け渡しが本当に難しかった。聞くところによると楽器のことは全然考えず編曲したとか。一番盛り上がるところでは1stと2ndがソロで美しく絡み合います。ちなみに氏が楽譜に書いた発想標語は「molto cantabile un poco mattari 」。 理想としては、次のパートの方と目線を合わせてにっこり「どうぞ!」とやりたい所なんですが、すっかり楽譜にかじりついて必死で弾いていた始末。でも出だしのファーストヴァイオリンの旋律がとても美しく響いてきて、少し感動しました。 また弾く機会があると思いますが、それまでもっと練習して、エルガーが妻に贈った愛情いっぱいの感じを表現できたらなあと思います。 |
| 演奏会の名称 | 「高槻第九の会」主催 命かがやけコンサート |
| 弾いた日 | 2001.9.2 |
| 弾いた場所 | 高槻現代劇場 レセプションホール |
| 他の演奏曲 | 映画「魔女の宅急便」より 海の見える街, ボッケリーニのメヌエット,L.モーツアルト おもちゃ 第1楽章,エルガー 弦楽セレナーデ 第1楽章 |