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音楽倉庫−感想編 音楽倉庫−感想編

曲名L.V.ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 作品18-4 ハ短調 第1楽章
感想
 私達の心をかき立て、魂を揺さぶらずにはおかないベートーヴェンの音楽。 クラシックなんて知りもしない子供でさえ、あの「ジャジャジャジャーン!」という、「運命」の冒頭を耳にすれば、たちどころにそれが心に刻まれてしまうであろう、そんなドラマチックな音楽を生み出したその人は、同時に我々の心をふるわせる美しい旋律もたくさん造り出しています。ベートーヴェンって、やっぱりすごい。 うん。
・・・・などと、めっちゃご大層な前置きになりましたが、この「もるかるてっと」で偉大なるベートーヴェンの音楽を体感することができて(多分まだまだ全然体感できていないのだろうがほんのかけらでも)本当にし・あ・わ・せ。な、私です。

 恥ずかしながらT-Stringsの合宿では、毎年頼まれもしないのにかくしげい大会実行委員長を務めています(そんな委員会があることすら誰も知らないが!)。 各団員への出演交渉に始まり、出し物の段取りやら人の手配やら秘密練習の実施やら、いろいろ勝手に忙しくした結果、当日は気分的にかなりハイテンションになっています。 で、その結果として自らの演奏も何やら落ち着きのないものになりがち。 カルテットの仲間には本当に申し訳ない「とっとこ走り」に終始してしまいました。 改めて他の3人にお詫び申し上げます。

 心にくすぶる情熱をひたすら抑えて始まる冒頭から、一気にそれが吹き出すかのような和音の爆発。 一転して明るく軽快なもうひとつの主題を各楽器がそれぞれ歌い、そしてひとつになっていく。 弾いていると知らず知らずのうちに体が熱く燃えてくるような。 作曲家が一番力を入れてつくるのが第1楽章である、という定説をまさに証明するかのようなこの曲。
 出だし、落ち着いたテンポで弾き始めたはずなのに、ビオラの刻みを始めたとたんに走り出し・・・あれよあれよという間に速くなって、最初のクライマックスですでに冒頭の1.5倍ぐらいの速さに到達しました。 前もってここで合わそうと決めたところでなんとか戻そうと思ったりもしましたが、体が勝手に・・・。  しかし、やはりにわか仕立てのユニットとは違い、曲がりなりにも1年近くやってきた私達。 誰かが走っても、よっしゃ!とばかりに全員いつのまにか全力疾走。 あれだけの速度で弾いたにも関わらず、大きな事故もなく(小さいのはいっぱいやりましたが)なかなか乗りよく最後までたどり着けたと思いました。 この曲は、ものの本によればファーストヴァイオリンの難易度だけが非常に高く、従ってファーストに従えという鉄則・戒めがあったはずなのに、弾き始めるとそんなことが吹っ飛んでいた私。 でもファーストヴァイオリン大健闘、素晴らしかったです。 すごい舞台度胸ではないかと思いました。 かくしげい大会の名人賞は文句なく私達のものでしょう(自画自賛)!!

 お楽しみが終わって夜、今年入団した大学生たちと話していたのですが、我々の演奏が一番よかった!って言ってくれました。 うれしかったなあ、もう! また、合宿に参加できなかったメンバー(辛口で経験豊かなびおら弾き)にビデオを見せたところ、「うん!ちゃんとアンサンブルになってますよ!」と言ってくれたのがこれまたうれしかったです。
 技術的な面についてはまだまだ、というか改善点ばかりなのでしょうが、アンサンブルという部分で何か見つけられつつあるのなら、アマチュアの我々にとってはこれこそ喜ばしいことなのだと思うのです。 これに気を良くして、次の楽章に挑戦だ!! (2002.10.23) 

演奏会の名称T-Strings 2002年合宿 かくしげい大会
弾いた日2002.10.5
弾いた場所京都府北桑田郡美山町立研修センター やまびこ堂

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