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音楽倉庫−感想編 音楽倉庫−感想編

曲名ホルン五重奏曲 KV407 第1楽章
感想
 9月末、演奏会前の合宿が行われ、昼の練習はしんどかったが、夜は恒例の「かくし芸大会」。 あっと驚く(?)珍芸を披露される方もいる中、私の場合、ビオラはまさに「かくし芸」として日々研鑽を積んでいるわけですので、当然これを弾く以外にはない。 今年、楽団にご夫婦で所属するM夫妻からお誘いいただいたのがこの曲でした。
 M氏は楽団ではコントラバスを担当しておられますが、実はサキソフォンを専門に学ばれた方であり、ホルンの代わりをサックスで吹いていただくことにより実現可能となった次第。

 この曲は、モーツァルトが親友のロイトゲーブ、というホルン奏者の為に作った曲だそうです。 このロイトゲーブという人、すばらしいホルン奏者であり、ヴァイオリンも弾き、チーズを商う商人でもあったとか。 モーツァルトはこの人のためにたくさん曲を作っているそうです。 

 曲は、通常ヴァイオリン2,ヴィオラ、チェロとホルンであるところ、ヴィオラが2本の編成になっている。 ヴィオラはホルンと音域が似通っているそうです。 ホルンと調和し、これをもり立てるにはヴァイオリンよりヴィオラがふさわしかったのでしょうか。 終始ホルンが曲をリードし、それにヴァイオリンと第1ヴィオラが合いの手のようにからみつつ曲が進みます。 とっても明るくて和やかな雰囲気。 多分、ロイトゲーブ、という人のキャラクターに合わせた曲想になっているのでしょうね。
 私が担当したのは第2ヴィオラで、ほとんど目立つところはなく、伴奏系のアルペジオとかが主たるお仕事。 ということは、ホルン、ヴァイオリン、第1ヴィオラの楽しい掛け合いを、弾きながら・聴きながら楽しめる、とっても「おいしい」パートということです。 事実、とってもおいしかった。 もちろん、きちんと練習する必要があるとすれば、当然音程は厳しく、発音もモーツァルト独特の軽やかはっきりしたものを求められるわけで、しかし全く目立たないわけだから、要するに「影の存在」「縁の下」なのかもしれないけど、アンサンブルしててよかった!と思うのは、こういう楽しい曲の支えをやってる時のような気もするのです。

 さすが専門家、艶やかで豊かな音色で奏でられるサックスの雰囲気は、曲の良さにものすごくマッチしていると感じました。 きっとM氏のキャラクターは、かのロイトゲーブさんに似ているのではないかな。 ヴァイオリンと第1ヴィオラの軽やかな絡みもステキでした。 かくし芸タイムのあと、2,3楽章もやってみましょ、と眠い目をこすりながら弾いてましたが、本当に楽しく、心をほぐしてくれる曲でした。 普段、管楽器とのアンサンブルなんて全く機会がないだけに、とってもすばらしい経験をしたな、と、ひたすら満足してたのは、私ひとりかな? ぜひまた機会があったら弾いてみたいです。(2003.10.1)

演奏会の名称T-Strings合宿 かくし芸大会
弾いた日2003.9.27
弾いた場所美山町 やまびこ堂
他の演奏曲ロッシーニ   弦楽のためのソナタ第1番 第1楽章
BEGIN   涙そうそう(ヴィオラ・チェロ二重奏)
かぐや姫   神田川(ヴィオラと歌)
フォーリーブス   見上げてごらん夜の星を(弦楽四重奏)
六甲おろし(弦楽四重奏)

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