| 曲名 | T.アルビノーニ 弦楽とオルガンのためのアダージョ ト短調(ジャゾット編) |
| 感想 |
私はこの曲が大好きです。 クラシックが好きな方で、この曲をあまり好きじゃない方も多いのではないかと思いますが、クラシックに興味がなくても、この曲を聴いて「知ってる!聴いたことある」と思う人はものすごく多いはず。 有名な曲です。 どういう風に有名かというと、お葬式とか、悲しみの席で演奏されることが多い。 私の父は無宗教でしたが、葬儀では会場にこの曲が流れていました。 そして、私が非常に好むテレビの2時間サスペンスなどで、心ならずも罪を犯してしまった主人公が最後に全てを暴かれて切々と心情を語るシーンなんかで、よくバックに流れている。 遠い昔には映画で使われたこともある。 フランス・ギャルなんていう歌手が歌ってたのを、子供だったはずなのになぜか記憶している。 ・・・・そんな風に、本当に有名であり、悪い表現をすればなんとなく世俗の手垢にまみれたような印象もある。 トマッゾ・アルビノーニは、ヴィヴァルディの兄弟弟子であり、同時代に活躍した作曲家なのですが、私が調査したところによると(ご存じの方も多いでしょうが)、この曲は、実は断片的に残っていたアルビノーニの楽譜(第2次世界大戦中にドイツで発見された)を元に、ジャゾットという音楽学者がオルガンと通奏低音の為の曲として編曲し、完成させたものだそうです。 この曲の醸し出すひたすら荘厳で悲しみに満ちた雰囲気、一度聴くと二度と忘れられなくなるドラマチックでロマンチックな旋律は、出自はどうあれ、時代に流され埋もれてしまうことのない、クラシックのスピリットを感じさせます。 バロック名曲集、という題名のCDには「パッヘルベルのカノン」と並んで必ず収録されていますが、この2曲、私はどちらも大好きだなあ。 ・・・・蘊蓄はさておき問題の演奏の方ですが、まあ、ほんとに難しかった。 アダージョですから当然ゆっくりで、4分の3拍子なんですけどね。 1拍が「付点8部音符と16分音符」「8分音符2個」「三連符」になってこれらが交互に出てくる。 きっちりこれを拍通りに弾き、弾き分けることが妙に難しい。 付点が三連符になるとまずいんですが、付点があまりにも付点になりすぎるとなんか妙ちきりんになってしまう。 八分音符二つもきっちり拍通り。 家で練習するときは、いつも16分音符を「タタタタ、タタタタ、タタタタ」と口の中でつぶやきながら弾いてました。 しかしそうなると・・・杓子定規で音楽が流れなくなる下手くその悲しい性・・・本番、個人的には脂汗がずっと背中を伝っていましたが、すばらしいヴァイオリンとオルガンの旋律に、聴衆は酔わされたのではないでしょうか!。
茨木アンサンブルはこれまで、年1回のコンサート以外には特に決まった本番の活動はなかったのですが、それ以外の時期も少し活動を活性化させようではないか、という意見もあって、今回のミニコンサートが実現しました。 |
| 演奏会の名称 | マイカル茨木 ミニコンサート |
| 弾いた日 | 2003.11.29 |
| 弾いた場所 | マイカル茨木 |
| 他の演奏曲 | J.パッヘルベル カノン A.ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲 イ短調 サウンドオブミュージックメドレー |