| 曲名 | A.ヴィヴァルディ 四季−協奏曲集「和声と創意への試み」より |
| 感想 |
普段、このコーナーに演奏曲の感想を書く時は大抵、演奏会直後の興奮醒めやらぬ状態を引きずったまま、思いの丈を好き放題書きなぐることが多い。 今回もそうありたかったんですが、ふと日々の雑事に紛れてしまいました。 今はもう秋。 これではいかんと書きかけのテキストファイルを開いてみたけれど、どうも上手くその続きが書けない。 うーん、一体どうしたことだろう。弾き終わったあとの充実感は予想外の大きさだったのにな・・・・
しかし。気を取り直して書いてみましょう。
思うに、弦楽器を弾く人の中には、バロックは簡単だと思っている方もいらっしゃるように感じますが、私は個人的にそれは絶対違う!と言いたい。 アマチュアの演奏で「あまり上手じゃなかったけど、頑張ってたし、気持が伝わってきて良かったよ」と言ってもらえるケース、じゃないケースに当てはまる頻度が高いのが「バロック」ではないかと思う。 tuttiの練習は、正直つらかった。 音程や発音や移弦のタイミングなど、基本をきちんと積み上げる努力を怠っている私には、そこのところをビシビシ突いてくる曲でした。 ひたすら、地道に、正確に弾けるよう、ゆっくり反復練習することから始めるしかない。 でも、大先輩のTさん曰く「1人で練習する気がしないのよ」、この言葉がすべてを言い尽くしているように、個人練習はまさに「苦行」という感じなのでした。
・・・で、今回の演奏会の「四季」は、要は全然良くなかったのか? というと、大きく「NO!」です。 それはひとえに、ソリストの素晴らしい演奏のお陰につきる。 おかしな偏見は正しい心の目をふさいでしまいますね・・・この曲、すごくいい曲だったんだ、ってやっとわかった。 ただ美しく耳触りがいいだけじゃない。 ヴィヴァルディが精魂込めて書き上げた、とても新しい響きのバロック音楽。 見たことのないような風景が目の前に鮮やかに現れるような感覚がありました。 そしてバロックを弾くのは本当に並大抵のことじゃない。 ますますその思いを強くしたのでした。(2006.9.13) |
| 演奏会の名称 | 茨木アンサンブル 第18回コンサート |
| 弾いた日 | 2006.7.15 |
| 弾いた場所 | 茨木市クリエイトセンター センターホール |
| 他の演奏曲 | W.A.モーツァルト セレナーデ第13番ト長調 K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 J.S.バッハ ブランデンブルグ協奏曲第3番(弦楽合奏による) |